ロールストランドで活躍した陶芸家のひとり Hertha Bengtsson。1940年代中頃から60年代中頃までの約20年間在籍したロールストランドにおいてはBla eldやKokaなどの名作を発表しましたが その量産シリーズ以外にも 素敵なアトリエ作品を残しています。

こちらはしっかり重量のある花器、粗い粒まじりの陶土で（Chamotte clayという技法で別素材の陶土を焼成した後、粉にして本体の陶土に混ぜて焼上げる）焼くことで ところどころ粒々ようなで跡がのこる焼き物ならではの無骨さがあります。その無骨ながら ヘラで描かれた葉っぱによって とても温かみある素敵な作品に仕上がっています。




[ コンディション ]
ところどころ粒状に白く焼きあがっている粒は、この作品の特徴です。1点1点、すべて表情が違うアトリエ作品ということをご了承くださいませ。
ところどころ色合いが白くなっていますが、光りの反射によるものです。