この白樺並木の横、塀がつづく内側がHietaniemen墓地。
ヘルシンキ中央駅からも近く、徒歩15分程度でしょうか。
入江を囲むように広がっていて、湾岸沿いに遊歩道が
しっかり整備されています。
その墓地には、フィンランドが誇る世界的なデザイナーのお墓も
多くて、ひときわ大きく目立つ場所には やはり大御所が。
綺麗に整えられ管理された庭園のような公園は 朝昼晩、いついっても
気持ちいいですが やはり朝が気持ちいいかも♪
ところどころで、可愛いリスがお出迎えしてくれます。
2018年7月末、北欧周っていました。
特にスウェーデンは年に3から5回は行っている
ので、そのシーズンの気候はだいたい把握して
いるつもりでしたが、この夏は異常!
長袖はいらない、ほぼTシャツと短パンで大丈夫!!
という異常気象で、毎日30℃以上ありました。
みな口々に「異常だ、クレイジーだ、こんなの初めてだ!」
と、慣れない暑さにちょっとお疲れ気味。
そう、日本同様に地球の裏側でも異常気象なんですね。
さて、そんな暑さのなかでしたが この時期、ストックホルムは
街中が「STOCKHOLM PRIDE /レインボーデー」なのです。
レインボーデーとは、ご存じの方も多いと思いますが
LGBT(レズ、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダー)
の性的マイノリティーを受け入れよう、差別をなくそうと
いう運動のことで、この7末から8上の10日間ぐらい街ぐるみ
でイベントやパレードを行うのです。
タイミング良く?!日本の政治家もLGBTに対する問題発言で
日本国内でも関心や話題になったばかりですが、向こうは
やることが違います!考え方が違えば行動も変わってきます。
なんてたって、その運動をサポートしている企業がスゴイ!
日本の企業に例えれば、トヨタやJR、資生堂に伊勢丹などそうそうたる
スウェーデンの大企業がスポンサードしているんです!!
市内を走るバスなんて、レインボーフラッグ掲げていますから!
(日本でいう祝日の日の丸ですよ)
私は今まで、ほぼ無関心。いやその知識もないし考えたこともない
し、差別どころかそういう知人もいない、(こともないけど・・・)
だから別の次元の人たち、遠い国の話くらいにしか思っていませんでした。
でもね、向こうにいると そんな自分が とっても人間的小さく
むしろ少数派に感じるくらい 皆 あたりまえのように受け入れて
いるんです。(すべての方々ではないと思いますが)
そして、そのことそのものを楽しんでいるんです。
残念ながら、一番盛り上がるパレードは見ることが出来ませんでしたが
(8月5日だったかな、凄く盛り上がって楽しいそうです。)
そんな街中にいるだけで、私自身も考え方、見かた、接し方が少し前進?
したような気がする2018年7月末でした。