TVカンナ/TVポット from Sweden 訂正あり!!

以前、下記の記事で「カバーと本体が取り外し出来ない!」と記しましたが大きな間違えです!
申し訳ありません、ちょっとコツがいる場合もありますが ちゃんと外せて丸洗いできます!!

この度、かねてからずっと疑問に思っていたので 細かくチェックして分解できることが分かり、
丸洗いしてみました経年によるクスミやこびり付いた汚れで取れない部分もありますが けっこう
綺麗に洗うことが出来ました。お恥ずかしい記事を投稿して申し訳ありませんでした。

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1950年頃から1980年頃まで 製造販売、そして愛用されたいた

スウェーデンのTV kanna(TV ポット)。

※有名なメーカーは2社、Termoverken ABとJune termos。

 

ガラス魔法瓶にプラスチックビニールで装飾したポットなのだけど

その雰囲気から北欧ヴィンテージ雑貨のアイコン的なアイテムにも

なっています。

実際、北欧のアンティークショップやRetro雑貨店でウィンドーディスプレイに

使われているのもよく見ますし、スウェーデンのRETROでも2016年に特集

しています。

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さて、その使い勝手ですが

まず不思議なのが、可愛らしい雰囲気 満点の装飾のプラスチックビニール ♪

なのですが、本体から外れない!こと。凹凸があり すきまに汚れがついた場合など

掃除が圧倒的にやりずらい! 外れないってそんなことあるのかな?!と思い

いろいろ考えてみたけどやっぱり外れない!ということは、

ビニール製だから 水には強く そのままゴシゴシとブラシなどで本体ごと洗うわけ

ですが、やはり隙間は乾きにくいし 拭き取りずらい。

(そもそも、拭き掃除程度のお手入れで、ゴシゴシと洗うことは前提としない作り)

よって経年により黒ズミができやすく 今(2007~2019年)の買付で幾度となく

購入したこのTVポットはいずれも すきまに黒ズミがありましたし、掃除しても

取り除けない汚れがどうしても 残りました。

 

そしてつぎに問題なのが、このポットに採用されている「キャップ部分のゴム栓!」

このゴム栓、よく出来ていてネジになっていて回すと膨らんだり、へっこんだり。

それで栓が閉まるわけですが、経年によってこのゴムが すごく劣化する!!

劣化したゴムは 熱湯をポットに入れてゴム栓をすると 蒸気熱気でゴムが溶けて

ガラス魔法瓶本体にくっついてしまいます・・・。

つまり40年から50年経過したゴム栓は 劣化して熱い飲み物場合、ガラス瓶にくっついて

剥がれてしまう場合が多いのです。

(すべてがそうではないと思いますが当店の実験では そうでした)

この魔法瓶、とっても可愛いしデザインもいい!

そしてすごく保温性が高く すばらしい!! のですがこのゴム栓の劣化状態を

しっかり見極めてから 熱いものに使用したほうが良いです。(冷たいものはOK!)

または それらの点を知ったうえで 冷たいもの、または常温(わりきって飾り)で

使用して 他の食器やツールといっしょに楽しんで頂ければ いいですね。

 

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P.S.そしていろいろ買付ているうちに、

このTVポットの後期モデル?!プラスチック栓が見つかったのです。

そしてさっそく保温テストしたところ、10時間後も熱々に保温されてましたし

栓もまったくダメージなく、問題なく機能していました!!

おそらくTV KannaのJUNE社も経年によるゴム栓のダメージは 気になって

いたのでしょうね。

 

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